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進化する電波

この“電波”は私たちの声とは違って水や空気のないところでも伝わるために、スペースシャトルと地球の管制センターのように宇宙との交信も可能にしています。

衛星放送や衛星携帯電話は、宇宙に浮かんでいる衛星と地上とでやりとりを行っていますが、このように宇宙のアンテナを利用すれば、“基地局”のない砂漠や山奥でも、また災害時でも確実に通信することができるのです。

たとえば私たちに行きたい場所を教えてくれる“カーナビ”も人工衛星を使った“GPS”というシステムによってその役割を果たしています。

地球の周りには沢山の人工衛星があるといわれていますが、“GPS”は地面から2万㎞くらいのところを飛んでいる人工衛星で24個もあるのだそうです。

そしてどこにいても4個以上の衛星から電波が飛んできて、それを車の“カーナビ”が受信して私たちの居場所を把握したり目的の場所への道順を示してくれたりするしくみになっています。

“電波”は“電磁波”と呼ばれるものの一種で、光と同じ空間を波のように伝わっていますが、その性質の1つとして、“木やガラス”のように電気を通しにくいものは通り抜けることができますが、“金属”のように電気を通しやすいものには反射するのです。

そのために、ビルやトンネルの中などでは“電波”の調子が悪くなって携帯電話がつながらなかったりするという現象が起こります。

“電波”のことを知るにつれて「このような“電波”はいつ、誰が考え出したのだろうか・・・・・・」などと素朴な疑問がわいてきますが、“電波”は人間が作り出したものなのではなくてもともと自然界にあったものなのです。

そして私たちの先祖は1885年に初めて“電波の前に電気がある事”を、そして“電波”が私たちの生活に役立つものだと言うことを発見しました。

その後電池が発明されて電気が使えるようになると、新しい通信手段として“電信機”と“モールス信号”が発明されました。

“モールス信号”というのは“トン(短点)”と“ツー(長点)”を組み合わせた符合に意味をもたせたもので、1845年になるとアメリカでこの方法を使って電報のやりとりが始まりました。

さらに1876年になると、世界初の電話機が発明され、1895年には現在の携帯電話の原型ともいえる無線通信に成功しています。

“電波”が発見されて、今日にいたるまでの技術的発展は驚異的で、初期の単純な発信装置はあっという間に超多機能・超小型コンピュータ内蔵の携帯電話へと見事な変身を遂げました。